最後の非弁民暴委員会
2011/03/04
私が所属している横浜弁護士会内の委員会のうちには,非弁護士取締・民事介入暴力対策委員会(非弁民暴委員会)というものがあります。
なお,「横浜弁護士会」といっても,「横浜内」に事務所のある弁護士だけで構成されるのではなく,「神奈川県内」に事務所のある全弁護士で構成されています。
したがって,川崎には弁護士がいないというようなことはありません。
ちなみに,川崎市内に事務所のある弁護士数(=川崎支部会員数)は150名を超え,山梨県弁護士会や岐阜県弁護士会といった地方の単位会全体の弁護士以上の数となっております。
「横浜弁護士会」の名称は置いておいて,
話を本題に戻すと,
非弁民暴委員会においては,弁護士でない者の違法な活動(非弁活動)の取り締まりを図る活動と,暴力団等の反社会的勢力による民事介入暴力に対する対策を図る活動とを行ってきています。
従来は,暴力団の構成員等,反社会的勢力に属する者による非弁活動が多くみられていたようです。
ところが,近時は,非弁活動かどうかが問題であるとして通報されるケースとしては,他士業の方の行為についてのものが増えています。
このように,非弁と民暴とで活動の性質が大きく異なってきていること,また両方の活動を取り上げるのは負担が大きいことから,来年度からは,非弁委員会と民事介入暴力対策委員会とを分離することとなりました。
そのため,3月2日に開かれた委員会は,非弁民暴委員会としては最後のものとなりました。
来年度からは,民暴委員会となり,これまで以上に民事介入暴力に対して適切に対応できる体制が整いますので,その委員会の一員として,さらに民事介入暴力根絶に向けた取り組みを図りたいと思っています。
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