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「法と教育学会」分科会での発表

「法と教育学会」分科会での発表

2013/09/01

 平成25年9月1日(日),「法と教育学会第4回学術大会~法教育と道徳教育の対話~」の分科会において,小堤紀子川崎市教育委員会指導主事とともに,【中学校社会科公民分野における「対立と合意・効率と公正」の教材化-弁護士と教員による共同実践①(教材つくり)-】というテーマで発表いたしました。
 
 ここでテーマとして掲げる「対立と合意・効率と公正」の教材は, 平成24年9月17日付当ブログ(帝国書院にアップされている「法教育教材集」) に紹介させていただいている「法教育教材集」の中の1つの教材「『グラウンド割り』の決め方」というもの。
 なお,この教材は,社会科教科書・地図帳の出版社としておなじみの株式会社帝国書院のHP中の 「特集 『法教育教材集』」 に掲載されています(同社のHPトップページからは,「Home > 中学校の先生のページ > 社会科 中学生の公民 よりよい社会をめざして(平成24年度以降 新課程用)」で入ることもできます。)。

 この教材は,小堤指導主事(なお,教材作成当時は川崎市立宮前平中学校教員というお立場でした。)のたたき台をもとに,弁護士と教員が意見を出し合って,その意見を踏まえて私が修正作業を繰り返してできあがったもので,私としては強い思い入れがあります。

 そして,当ブログで再三記載させていただいている「高校生模擬裁判選手権」の関係で親しくさせていただいている湘南白百合学園中学・高等学校の熊本秀子教員が本年1月から2月にかけて同校の中学3年生を対象に同教材を用いた授業を行う際に,私もお手伝いさせていただきました。
 その際の模様は, 湘南白百合学園中学・高等学校HP 「生徒の活躍」中の「中3社会科 弁護士による法教育の出前授業」 にも掲載されています。
 なお,この授業の模様については,熊本秀子「授業研究 公民 弁護士と学ぶ『対立と合意』『効率と公正』-『グラウンド割りの決め方』を題材として-(帝国書院『中学校 社会科のしおり2013年度2学期号』所収)にも記載されています。

 この授業実践も踏まえ,私と小堤指導主事とで教材の説明に主眼を置いた【中学校社会科公民分野における「対立と合意・効率と公正」の教材化-弁護士と教員による共同実践①(教材つくり)-】を,熊本秀子教員,入坂剛太弁護士,飯田学史弁護士,帝国書院の草間真智子様とで授業実践の報告に主眼を置いた【中学校社会科公民分野における「対立と合意・効率と公正」の教材化-弁護士と教員による共同実践②(授業実践と問題点)-】とを,同じ分科会で続けて発表したのです。

 分科会における発表時間は20分。
 普段の講演等では20分という短い時間設定はなかなかないこと(しかも,私と小堤指導主事と併せて20分なので私の話す時間はもう少し短め。),法教育に熱心に取り組んでいらっしゃる方の多いほうと教育学会での発表は初めてのことなので,私の担当部分については拙い発表だったかもしれません。
 しかし,教材つくり・授業実践のいずれについても学校教員と連携して議論して作っていったもので,今回の発表についても有意な議論を重ねることができたこともあり,楽しいひとときでした。

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