1 高齢者・障害者支援について弁護士に依頼されたら
高齢者・障害者支援について弁護士に依頼されたら,以下の段階に応じて次のようなことを行います。
障害者の労働問題における控訴提起中といった段階でも依頼を受けることが可能な場合もありますが,高齢者・障害者支援をよりよく達成するためにはお早めに相談・依頼されるほうが得策であることが多いので,高齢者・障害者支援をどのように進めるのかお悩みのときにはお気軽にご相談ください。
(1)成年後見・保佐・補助開始申立て,任意後見契約・財産管理契約・死後の事務委任契約締結,遺言書作成,民事信託(家族信託・福祉(型)信託)における信託契約締結・遺言による信託作成について
相談者の置かれている状況やご希望を踏まえ,成年後見・保佐・補助開始申立てなどの適切な手段を選択します。
(2)障害者の労働問題,精神科病院の退院請求・処遇改善請求の場合において請求する側の相談・依頼の場合
ア 任意交渉前・任意交渉中の段階
任意交渉により問題が成立する可能性がある場合には,ご依頼者様の代理人として,より有利な解決を図るべく相手方と交渉します。
イ 労働審判,訴訟,退院請求・処遇改善請求申立係属中の段階
任意交渉だけでは問題が解決しそうにない場合には,労働審判申立て,訴訟提起,退院請求・処遇改善請求申立てなどを行い,これらの各手続の中で,ご依頼者様の代理人としてより有利な解決を図るべく主張をしたり証拠を提出したり和解に向けて交渉したりします。
(3)障害者の労働問題,精神科病院からの退院請求・処遇改善請求の場合において請求される側の相談・依頼の場合
ア 任意交渉前・任意交渉中の段階
任意交渉段階では,相手方からの請求に応じない,より良い条件を引き出すのいずれについてもご依頼者様の代理人として,より有利な解決を図るべく相手方と交渉します。
イ 労働審判,訴訟,退院請求・処遇改善請求申立係属中の段階
労働審判,訴訟,退院請求・処遇改善請求申立手続の中でご依頼者様の代理人としてより有利な解決を図るべく主張をしたり証拠を提出したり和解に向けて交渉したりします。